■ 窯変南天赤(ようへん なんてん あか)のご紹介

 

  窯変南天赤


 ”窯変南天赤”とは?

 

  陶器では困難とされている”鮮やかな赤”の発色に成功。

  一種類の釉薬で七色を出す前代未聞のやきもので、様々に変化した赤が見所

 です。

 

  2004年5月に個展で初めて発表したもので、これから皆様に知っていただきたい

 やきものです。

 

  鮮やかな赤を出すための元素は、沸点が685〜765度程度という性質があるため、

 焼成温度が700〜800度と低い「楽焼」や、いったん1,300度の高温で焼いた後、

 低温で絵付けをする「磁器」では赤の発色が可能ですが、焼成温度が1,200度以上の

 陶器では、赤を出す元素が昇華蒸発してしまうので、赤の発色が困難とされています。

 

  「楽焼」でも「磁器」でもない、陶器としての”窯変南天赤”は、釉薬成分の調合および

 焼成方法技術の開発で、やきものの新しい分野を切り開いたものです。

 

  新聞記事=”窯変南天赤”を焼成する秘密「陶芸科学し新技術」の記事はこちら

 


 <赤の色素を七色に変化させた不思議なやきもの”窯変南天赤茶碗”>

 


                      表紙へ戻る


              各ページの記載記事、写真の無断転載を禁じます。